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農薬により鳥が被害を受けることはないのですか。
農薬の登録に際し、鳥類に対する影響も調べており、定められた方法で農薬が使用された場合には影響は確認されていません。
定められた方法で農薬が使用された場合、農耕地及びその周辺に生息する鳥類などでも問題となるような影響は確認されていません。鳥類が暴露するおそれのない農薬等を除き、すべての農薬で鳥類に対する急性経口投与試験を実施しています。この試験結果等から鳥類に対するリスク評価を行い、問題を生じない使用方法でのみ登録が認められます。
農作物に対する鳥害を防ぐ方法としてはさまざまな方法がありますが、わが国では野鳥類の捕殺は有害とみなされる鳥獣の駆除の例を除き禁じられており、忌避剤以外の農薬は全く使用されていません。
絶滅した日本産トキは、もともと佐渡や能登の山の中ではなく、水田や海岸近くの湿地など人間の生活圏の近くに好んで生息していました。江戸時代には日本各地の空を舞い、生息地さえ拡大していたというトキが激減し、絶滅への途を歩み始めたのは、明治はじめの1870年頃から1900年前後のことです。原因は、江戸時代は制限されていた銃による猟が野放しになり乱獲されたこと、都市への人口の集中、西洋からの産業の導入による工場施設の増加など、結果として都市近郊の水田や生息地の減少を招き、トキの生息環境を著しく悪化させたためとみられています。コウノトリなどの生息数が減少したことについても、同じことが言えます。
メディアなどでは、トキが激減・絶滅したのは農薬が主因であるかのような報道が見られましたが、日本に化学農薬が導入され、農薬が本格的に使われるようになったのは第二次世界大戦後のことですから、その間には50年もの開きがあり、的を射た指摘ではありません。
(2022年3月)