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子供の発達障害の原因に一部の農薬がクローズアップされていますが発達障害などにつながる神経毒性に関する毒性試験は行われているのでしょうか。
はい。関連する毒性試験は行われています。
農薬による胎児あるいは幼少期における発達神経系への影響については、従来から実施されている神経毒性試験、繁殖毒性試験及び催奇形性試験の結果からリスク評価は可能でしたが、より精度が高く検出力の高い試験法として、これら3つの試験概念を一つに統合した発達神経毒性試験法が開発されました。そして、2019年4月から、他の毒性試験で発達神経影響が否定できない場合に、発達神経毒性試験の実施が要求されることになりました。
発達神経毒性は新しい試験であり、化学物質の安全性評価のために行われるようになったのは2000年代半ば以降のことです。それ以前に開発された農薬ではこの試験は実施されていませんでした。
2019年3月29日付で農林水産省から出されたガイドライン(平成31年3月29日付け30消安第6278号農林水産省消費・安全局長通知)に、「神経毒性や繁殖毒性等の他の毒性試験の結果から動物に投与に関連する神経学的影響が認められ、発達期の神経毒性を確認する必要がある場合は発達神経毒性試験成績の提出を要する」との条件付き要求項目として明記されました。これによって、新しく申請される農薬ばかりでなく、既に登録のある農薬についても、必要に応じて発達神経毒性の評価が行われるようになりました。
(2021年1月)