「JCPA農薬工業会」は、
「クロップライフジャパン」に名称を変更しました。
更新情報は、トップページのTOPICS一覧からご覧ください。
2024年9月頃、新サイトについてご案内します。
サイト切替までは変わらず本サイトをご利用いただけます。
現在、数多くの種類の農薬が世の中にあります。更にこのうえ新しい農薬は必要とされているのでしょうか?また、どのような方向をめざして農薬を開発しているのですか。
つぎの8つの目標を想定して新しい農薬の開発をしています。
これらの目標について、さらなる高見を目指して努力を続けることが我々企業の社会的使命と考えています。
消費者の方の中には、農薬は危険で、環境破壊の原因になっていると、過去のイメージのままで信じている方も少なからずおられます。しかしながら、新農薬の開発では、8つの条件を満たすことを目標とした研究が何十年も前から続けられています。そして、現在登録されている農薬は、1から8の条件に叶ったものが主流になっています。
化学農薬は1930年代に登場し、農業生産に大きな役割を果たしてきました。しかし、高い効果の反面、初期には残留性や蓄積性などの問題を抱えた薬剤があったことも事実です。これらの欠点を克服するために、人や環境に影響が少なく、安全性の高い農薬を目指して開発がすすめられました。現在使われている新しい農薬は、効果はもちろん安全性が高く、環境への負荷も少ない薬剤が主流となっています。今後も、この方向は変わりません。「理想の農薬」が備えるべき条件について、以下に説明を補足します。
「残効性、残留性が適当であること」。農薬は散布されると日光や風雨にさらされ、また植物の体内で分解されていきます。もし、あまりにも分解が速いと効果のある時間が短く、何回も散布する必要があります。このため、かつては効果が長く続くこと、つまり残効性の長いことがメリットとして考えられていました。しかし、DDTやBHCなどにみられるように、あまりに安定で分解されにくい、つまり、残効性、残留性が高いことによる問題が出てきました。このため、現在では、効果が適当な期間持続し、その後は速やかに分解され残留の少ないことが条件になっています。
また、残効性、残留性が低い薬剤の効果を持続させる製剤技術、たとえばマイクロカプセルなどの応用により、ゆっくり農薬が放出され効果が持続する徐放化技術が実用化されています。
(2017年4月)